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アメリカの心理学者であるガーゲンが行った心理学の実験です。
ポーカーのゲームを4人でしていたところ1人のチップが無くなりました。そこでまだチップをもっている他の3人がチップを貸そうとします。
被験者の中で最も受け入れた申し出が好印象で2の「貸した分だけ」に結果的になったそうです。この2番の申し出以外は被験者になんらかの「プラスαの借り」を作る申し出になっていますが、人間にはそのような心理的な負担を避ける傾向にあるようです。
ガーゲンの実験で「借り」を負うことを人間が心理的に避けることがわかったわけですが、「貸し借り」という関係は日ごろの生活で常に付きまとうため生きていく上で避けては通れない道と言えます。
宿題をやるのを忘れてしまった!今日は先生に当てられる!と昔の話の人も多いかと思いますが一度は経験した事はないでしょうか?そこで勉強が良くできて宿題もしっかりやってくる子に見せてもらって難を切り抜けるわけですが、ここで「借り」ができます。しかし、ここで「借り」ができたから返さないと!という心理が働かない人は、無意識の内に「借り」ばかり作ってしまい人間関係が上手くいかない原因になります。
反対に宿題を見せてもらったからお礼にジュースをおごるとかなんらかの「貸し」を与え「借り」を相殺するような事をすると人間関係のつながりを少し強くする働きがあると思います。また信頼関係を強くするので貸し借りの積み重ねなんかは特にビジネスの場ではとても大切で、借りたら返すというのはある種の暗黙の法則と言えます。貸したものは返すという最低限の信頼が無ければ誰も仕事を回してくれません。
あまりに打算なのであまり良くないかもわかりませんが、もし相手に何かをお願いするときはまず「貸し」を作るといいかもしれません。その作用によって相手が「自分の借り」を返そうと心理的に反応するはずです。しかし、中にはその「貸し借り」の原則をまったく意識していない人もいたり、忙しいなどなんらかの理由で「借り」を返せない人もいる場合があります。なので無理強いするのも良くないのでそこは臨機応変に対応するといったところでしょうか。
「貸し」と「借り」の関係を上手く使うことができればそれは集団の中で生きていく上で重要なスキルになります。